2009年12月26日土曜日

映画「ゆきゆきて,神軍」

filmmuseumにて今年最後の日本映画(ドキュメンタリー)を見てきました.題名は「ゆきゆきて,神軍」です.wikipediaにも載っているほど有名なドキュメンタリー映画のようです.これまで,まったくこの映画を知らなかったのですが,衝撃的でした.内容は,奥崎謙三が戦争中に行われた「犯罪」の関係者を追及していき,本人に真実を語らせるというものです.たぶん,関係者も真実を全て語っているわけではないと思いますが,この映画を見ることによって,戦時中の日本軍内の悲惨な状況を知ることが出来ます.ドキュメンタリーの1つの軸は第二次世界大戦中の日本軍内の悲惨な状況を明らかにすることにあるかもしれませんが,それにもまして印象的なのは,ドキュメンタリーの主人公である奥崎謙三のキャラクターです.この映画を見る限りでは,彼に共感できる部分も有りましたが,ネットで奥崎謙三の情報を得るにしたがって,彼はあの映画でただ目立ちたかっただけではなかったのかとも思えてきます.特にここのページの解説を読むと,そのように思えてきます.ぜひもう一度見てみたい映画です.

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