2010年9月12日日曜日

在留許可(ビザ)

オーストリアのビザにまつわる噂について記しておきます。

良く知られているように、オーストリアにはビザ無しで最大6ヶ月滞在することが出来ます。6ヶ月を超えて滞在したい場合にはビザ(在留許可)をとる必要があります。就職・就学等の目的がない場合にはビザを取れないので、観光の場合には6ヶ月が限界です。しかし、シェンゲン圏のほかの国々と比較すると、この6ヶ月滞在も長いほうです。ビザ無しの場合、3ヶ月の国が多いようです。長期間かけてシェンゲン圏の国々をビザ無しで回りたい人は、「最初にオーストリア以外の国に入国→最初の3ヶ月はオーストリア以外のシェンゲン圏内を旅行→最後にオーストリアに立ち寄りそこでさらに3ヶ月過ごす」、というプランを立てるようです。この場合、オーストリアに滞在するのは3ヶ月ですが、ビザ無し滞在の日数はシェンゲン圏に入圏(?)してから数えるので、3ヶ月が限界です。

ビザ無しでオーストリアに6ヶ月滞在できると書きましたが、その6ヶ月をどのように数えるのかについて噂があります。インターネットを検索すると、この6ヶ月というのは、同一年内に連続して滞在できる日数であると書いているサイトがあります。つまり、年始にカウンターがリセットされるという説です。この説によると、例えば、2010年7月頭から2011年6月末の1年間ビザ無しでオーストリアに滞在できることになります。なぜなら、2010年も2011年も共に6ヶ月しか滞在していないからです。しかし、在オーストリア日本大使館に問い合わせると、そんな数え方はせず、単純に入国してからの日数を数えるそうです。オーストリア当局も同じように説明してくれました。それから、理論上は、シェンゲン圏外(例えば、クロアチア)に一度出て、オーストリアに戻ってくることが出来れば、カウンターはリセットされるようです。その場合も、オーストリアに再入国できるかが問題で、再入国できない可能性もあるようです。

以上ビザ無し滞在に関する噂を書きましたが、実際どちらが噂でどちらが真実かは分かりません。確かなのは、現場レベルでは単純に入国スタンプを押されてからの日数を数えるそうです。詳しい方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。

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